真・MFC千夜一夜物語 第202話 MFCの継手のお話 その4

新年明けましておめでとうございます。
昨年は色んなお客様と名刺交換させて頂いた際に、名刺のブログ名を見て「ブログ読んでいますよ!」とお声を掛けて頂ける機会が非常に増えました。
200回超の駄文の書き連ねでありながら大変ありがたい事で、うれしさで面談後に一人でニマニマしておりました。

もう一つのMFC千夜一夜物語である日本工業出版さんの「計測技術」誌「マスフロー千夜一夜物語<質量流量計の基礎>」という連載も2016年1月号(12/25発売)で連載19回を迎えさせて頂きました。
今回はラミナーフロー式流量センサーを搭載したMFC(マスフローコントローラー)であるAlicat社の製品解説記事となっております。
併せて宜しくお願い致します。
2016年も本ブログとEZ-Japanを宜しくお願い申し上げます。

さて、MFCの継手に関しての解説4回目です。
一般的な継手3種=VCR、LOK継手(食い込み継ぎ手、RCネジに関して説明して参りました。日本国内で使用されているダウンポートタイプ以外のMFCはこの3種がほとんどです。

ただ、古い装置に搭載されたMFCの場合、これ以外にVCO継手が使用されているものもあります。
この継手は名前からわかるようにVCR継手の親戚のような継手で、特長はVCRがメタルガスケットを使用しているのに対して、エラストマー(弾性のある樹脂=ゴム)Oリングを使っているところです。
160104_01.jpg

上図はまたまたSwagelok社のカタログから引用しました。(毎度すいません。)
詳細を確認されたい方は、こちらのURL でダウンロードされるか、スエジロック・ジャパン社に直接確認されることをお奨めします。

非常にシンプルな構造で、使用するOリングがエラストマーなので、耐腐食性とリークレートが問題無いような配管系ならば取扱いが容易でDeco個人としてはお気に入りの継手です。

ただ、メタルガスケットを使用して高レベルのリーク性能を持つVCRがあることと、溶接不要で汎用性の高いLOK継手に挟まれて、どっちつかずな所から需要が減少したのではないでしょうか?

Decoがデビューした頃は、4インチや5インチのウエハー製造ラインの成膜装置にはよく使われていて、お客様もVCRとVCOを間違えてMFCを手配されたり、受けた営業マンも混乱してしまった事があったようですが・・・もはや昔の話ですね。

Decoはへそ曲がりなので、個人的には車に乗るにもずっとマイナーメーカーのスバルに乗っていたりするのですが、こと産業機器の継手や通信等の規格選定に関しては、その時代の主流になるフォーマットを選択するのが吉かと考えています。
やはり数年後にメンテナンスが必要になった際に、レアな存在になってしまって入手に時間がかかるものや、製造対応が難しいものは避けた方がよいでしょう。
と、言っても振り返ってみた結果論に過ぎないところもあるのは事実で、なかなか先を見通すというのは難しいものですね。

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

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プロフィール

EZ-Japan(イージージャパン)代表 黒田 誠

Author:EZ-Japan(イージージャパン)代表 黒田 誠
MFC千夜一夜物語のDeco こと 黒田 誠 です。
2014年6月より流体制御機器マスフローコントローラーを中心に”流体制御関連の万(よろず)屋”EZ-Japan(イージージャパン)として開業いたしました。

流体の流量・圧力・温度に関わる計測・制御技術の伝承と、新技術のご紹介を行うエバンジェリスト(伝道師)の仕事を生業といたしております。

日本工業出版さんの「計測技術」誌で”マスフロー千夜一夜物語”の連載を続けさせて頂いています。

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