闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その5

Decoの左手足の麻痺・しびれは二段階ありました。

まず発病時が1段階目。
正確に言うと2012年9月26日の早朝 5~6時頃は、手足が動かそうと思っても動きませんでした。

その後、2段階目。
麻痺の症状が限定的になり左手は、薬指、小指が動かせず肘の動きは鈍い程度、肩関節は動きました。
足はやはり薬指小指の感覚が無く、膝から下が前に蹴り出す動作ができません。
膝より上は動くので、足をゆっくり上に上げる事はできました。

こうなってしまうとまず不便なのは、歩けないことです。
病院へは家内が車に乗せていってくれるのですが、自宅も階段が大変です。
なんとか左足を使わず右足だけで手すりにつかまりながらヒョコヒョコ降りるのですが、
もし踏み外したら・・・

ここでもう一つの問題がクローズアップされます。
そう、左手で物がつかめなのです。

左手は階段の手すりに寄りかかることはできても、落ちそうになった時にとっさに掴む事ができません・・・
それどころか空のコップを持とうとしても力が入らず、手から抜け落ちる始末なんですから。

格闘技をやってる方にお話を聞いたときに、「握力は小指が起点になっている」とおっしゃっていたのを思い出しました。その筋で「指を詰める」というのは、刀を握れなくするという意味があるとも・・・
自分の身体で実感しました。

医師の診断では、「手足の動く機能そのものが削がれたわけではなく、一過性脳虚血を起こした事のショックで、手足を動かす脳から神経に繋がるどこかに問題が生じているのかもしれないが・・・」と言うことで、療法は?でした。

とにかくこのまま動かなくなってしまう事が怖かったので、独力でリハビリを始めました。
用意したのは、握力を鍛えるためのグリップです。

130228_01.jpg

青い方が負荷が軽く、黒い方は少し重いのです。
筋トレで持っていたのですが、健康時は黒い方を20回連続で何セットかできるくらいの握力でした。

右手は、倒れる前と同じ回数をこなせました。
ところが左手では、黒どころか、軽くて楽々のはずの青も1回も閉じられないのです!
仕方なく、左手を右手で包むようにして、右手の握力でゆっくり押してやって閉じ、今度はゆっくり右手の力を緩めて開いていく・・・こんな方法でリハビリを始めたのでした。

テーマ : 日記
ジャンル : 日記

真・MFC千夜一夜物語 第12夜 混合ガスのコンバージョンファクター

MFC(マスフローコントローラ)で使われるコンバージョンファクター(略してCF)に関するお話を続けます。

前回のお話でガスには固有のCFがあり、それを利用して異なるガスの流量を算出する術のお話をしました。このお話を読まれて、計測関係に詳しい方は、もしかしたら???と首を捻っておられるかもしれません。MFC=熱式流量計=質量流量計であるならば、そもそもこのCFという係数は疑惑の存在だと言えます。特にコリオリ式流量計と比較するとその疑惑が大きくなっていくかもしれませんね。そんな疑惑を抱えながら、もう少しCFのお話を続けさせて頂きます。

単純に1種類のガスを用いる場合を、前回は説明させて頂きましたが、では何種類か混合したガスの場合は、どうでしょうか?

何種類か混合したガスというのは、混合ガスという名前でよく言われますが、正確に言うと「標準ガス」と「混合ガス」に分けられます。

少々、MFCの話から脱線しますが、「標準ガス」というものは、分析機器の基準調整等に使用される非常に精度の高い純度と混合精度で作られたガスのことです。これには製造ガスメーカーの検査成績書や、JCSS(Japan Calibration Service System)の校正証明書が付いてきます。それに対して「混合ガス」という言葉を用いる場合は、「標準ガス」程ではない精度で混合されたガスという意味合いで使用されることもあります。

今回のお話での混合ガスという表記は広義で「複数のガスをある比率で混合した事が明示されているガス」としてお考えください。

さて、混合ガスを使用する場合のCFですが、実はそんなに難しくはありません。

各ガスをその混合した比率とそれぞれのCFで以下の式を用いて計算すればOKなのです。

cf_mix1.jpg


ところでMFCの商売をやっていると、「混合ガスでMFCを使いたいのですが?」というお話を頂いた場合、この計算式でMFCの適応する型式をご案内したりするのですが、たまに「混合比率はよくわからないけど使いたいのですが・・・」という難問に直面することがあります。

この場合、MFCとしてCFを決めることができませんから、混合ガスの流量が???となってしまい、製品として提供することは難しくなってしまいます。もし、ボンベで混合ガス購入されている場合は必ず混合比率に関する数値があるはずですのでご確認頂いた上でお問い合わせ頂けるとありがたいですね。

さて、ではここで質問です。

皆さんの周りに存在する最も身近な混合ガスは空気=Airですね?
地球に生物をはぐくんだ窒素、酸素・・・・といった複数のガスを奇跡にも近い混合比で組成されたガスです。ではこの空気のCFはいくらだと思われますか?

「そんな説明、まだDecoさんからは聞いてないよ!」とおっしゃるかもしれませんね。

でも、ヒントはちゃんと今回のお話に出ていますので・・・(ちなみに正解しても賞品はでません・・・)

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

真・MFC千夜一夜物語 第11夜 コンバージョンファクターは何をコンバート(変換)しているの?

MFC(マスフローコントローラ)で使われるコンバージョンファクター(略してCF)に関するお話です。

結構難しい・・・訳ではなく、話は単純です。

前回お話しした「ガスが熱を運ぶ能力には、ガス種によって差があり、それを利用すれば奪われた熱量からガスが流れた量がわかる。」という特性のことで、ガスの種類によって、力持ちなLさん、華奢なSさん、標準体型なMさん、それぞれの熱を運ぶ能力を表した値がCFなのです。

MFCの世界ではCFでは、標準体型のMさんをN2(窒素)ガスにしています。

N2をCF=1.00として、その他のガスはこれをセンター値にして 1.40くらいから0.1以下まで分布しています。 

CFが1.00より大きなガスの代表例はHe(ヘリウム)、Ar(アルゴン)、Kr(クリプトン)、Xe(キセノン)のような単原子ガスが見られます。

N2に近いのはO2(酸素) H2(水素) F2 (フッ素)等です。

逆に小さいもの、特に0.5以下となるとSF6 WF6 SiCl4 等ですね。

ガスを少しご存じの方でしたら、なんとなく華奢な軽量級と力持ち重量級にわかれているな~と思われるでしょうね。一部例外はありますが、その通りです。

CFの説明は、各メーカーさんのHP、カタログ、取扱説明書にあるかと思います。でも、その観念だけで記憶していると、たまに混同してしまうことがあります。

例えば「N2用のMFCにHeを流したら流量はどうなるの?」なんて質問を受けた場合です。

Decoもよくぼけて逆に考えてしまい、ベテランの技術屋さんに怒られたことがあります。 そこで、以下の実例で憶えた方がいいかもしれません。

N2用に作られたMFCがあったとします。そのMFCにHeを流したとしたら、実際流れる流量はN2より多く流れます。その流量は、MFCの表示器で示めされている流量×(HeのCF÷N2のCF)で求められます。HeのCFは各メーカーで微妙に異なりますが、だいたい1.4から、N2より1.4倍多く流れるということですね。

この逆の場合、HeのMFCにN2を流せば、実際流れる流量は約1÷1.4=約0.71になり、3割ほど少なく流れます。Heは軽くて流れやすい気体ですから、He用のMFCは「流れにくい」ように調整されているのですね!

こういった具体的な事例を頭に入れておくと、N2やHeが別のガスになっても、置き換えて考えればいいので便利ですよ。

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

真・MFC千夜一夜物語 第10夜 力持ちなガスもあれば・・・

前回、MFC(マスフローコントローラ)では「熱の移動が流量測定につながる・・・」というお話をさせていただいたのですが、この熱の移動にはある特性があることがわかっています。
実は熱線式流量センサーが質量流量計に分類されることに直結する非常に大切な特性です。


「熱の移動」=「ガスが熱を運ぶ」と考えてみて下さい。身近な例でお話ししましょう。

あなたが、ある運送屋さんでアルバイトとして働いていると仮定します。

そこには3人のアルバイトさんがいます。筋肉隆々の大男=Lさん、小柄で痩せた女性=Sさん、そして中肉中背平均的な体格のあなた=Mさん。力の強さは見掛け通り・・・

この3人が、とある荷物をトラックに積み込む仕事をしています。

荷物はみな同じ重さの箱が山積みです。機械は使えないので手運びです。

まずLさん。軽々と箱を3つ抱えて運んでいきます。次がSさん、箱を1個抱えるのがやっとのようです。そして、あなたは2個ならなんとか・・・こんな感じで3人は荷物をくり返し運んでいます。
当然同じ回数運べば、たくさん運べるのはLさんになりますね。

SさんがLさんと同じ量を運ぶためには、Lさんの3倍行き来しないといけません。

熱式センサーの中でも同じ光景がおきています。
熱=同じ重さの箱、ガス=運び手と考えてみましょう。
ガスにもLさん、Sさん、Mさんがいまして、熱をたくさん運べるガスと、そうでないガスがいるのです。
これにはガス種固有の「密度」や「比熱」といった性質が大きく関連しています。
難しいところは各MFCメーカーさんの説明に譲りますが、ここでは簡単に「流れる流体(ガス)種によって、流量センサーの上流側ヒーターから熱を奪い、下流側に運ぶ能力は違う。」と言うことだけお話ししておきます。
そして、ガスのSさんもまた力持ちのLさんと同じ熱量を運ぶためには、Lさんの3倍流さないといけない=3倍の流量が必要になるということです。

このようにガスが持つ固有の特性に応じて、熱を運ぶ能力差がある事注意しながら「熱を運んだ量からそのガスがどれだけ流れたか?」を導き出すのが熱線式流量計の大きな特長なのです。

MFCを使用する上でこの特長を表すのによく使われる言葉に「コンバージョンファクター(略してCF)」というものがあります。これはガスのLさん、Sさん、Mさん・・・各々の熱を運ぶ能力比を表した単語です。次回はこのCFに関してのお話をしましょう。



【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その4

発病後、一過性脳虚血のリスクを下げるために異常に高くなったままの血圧を下げる降圧剤を服用していました。

今までも高血圧気味という健康診断結果から血圧が高いときは服用して、落ち着いたら服用をやめていました。
と言うのは、ここ数年メニエール病という病気を患っていまして、簡単に言うと身体が気圧変化に順応できずに突発的に目眩をおこして、酷いときは天上がぐるぐる回って立っていられないほどの症状に襲われるのです。

メニエールに関しては、改めて記載しますが、原因、治療法が最近少しずつ解明されてきた難病で、Decoの場合は疲労蓄積時や睡眠不足時、そして梅雨時のような気圧変動が激しい場合、更には高速エレベーターや飛行機、重度だとN700系新幹線内の気圧変化でも発症します。発作が起きてしばらくたって目眩はなくなっても、耳の奥で頭痛が生じているような感覚で、耳鳴りが酷くなり、音も聞こえにくくなり、夜も眠れない日が続きます。

若い頃からこの兆候があったのですが、無理して飛行機の日帰り出張や、徹夜仕事を続けてきた報いでDecoの病状はかなり悪化してしまっており、数年前の春、継続的に大きなストレスを抱えながら連続で徹夜仕事していてついに倒れてしまいました。

1年ほど静養した後、寛解期(決して完治ではないです)で落ち着いている状況だったのですが、この病気が降圧剤との相性が悪く、できれば降圧剤無しで過ごしたかったのですが・・・

掛かり付けの医師も懸念されていたのですが、やはり強い降圧剤を服用すると、メニエールの発作が出てしまいました。もう、二重苦です。死に至る病気=一過性脳虚血→脳梗塞 と 死に至らないが苦しみのどん底に陥る病気=メニエール病のタッグは、プロレスで言うならハンセンとブロディの超獣コンビです。
すぐその薬の服用をやめ、今まで使っていた薬に戻してもらいました。

いつもなら降圧剤の効果は数日で出てくるはずでした。ベットの上で安静にしているからなおのことです。
ところが今回は服用してから1週間経過しても、10日立っても血圧は下がりません。

************************************************
後から考えるとこの時期、脳梗塞の再発リスクを大きく抱えていたのだと思います。
まだ血栓が残っていて、部分的に血管を塞いでいるせいで、血圧をあげて血を送り込むしかない状態だったのかもしれません。

************************************************

やっと血圧が下がりはじめたのは2週間後でした。
そして、1ヶ月後不思議なことに血圧が管理値付近まで下がるのと期を同じくして左手の握力が戻ってきたのです!

真・MFC千夜一夜物語 第9夜 なぜ熱で流量を計れるの?

MFC(マスフローコントローラ)君は質量流量計として「理想の結婚相手」なのでしょうか?

彼のパーソナリティの核心部分である熱線式流量計のしくみをお話しすることにしましょう。


では、まず下の図でMFCの一般的な構成を見て頂きましょう。

MFC130218.jpg

図の左側から、流体が侵入し、まず整流され、バイパス部と流量センサー部へ分流されます。

分流された流体は熱式センサー二対が配置されたセンサー管を通過した後、バイパスを通過したものと合流します。合流点の下流には、流量制御バルブがあり、流量センサーから得た流量信号と、予め入力されている流量設定信号を比較して、バルブの開度を決定することで一定の流量を流していく仕組みになっています。


対象を気体に限るとMFCに搭載されている流量センサーは、熱線式がほとんどです。
図中でコイルが2個巻いてあるのが、実は電熱線ヒーターになっています。
その原理は以下の通りです。

「径の細いセンサー管に2対のヒーターが設置され、同じ温度に制御されている。そのセンサー管に気体を流すと、上流側のヒーターの温度は奪われて下降し、逆に下流側は上流側のヒーターから奪われた熱が加温され上昇する。この時上流側ヒーターと下流側のそれとの間に生じた温度差は、流れる気体の質量流量に比例することを利用して流量を測定する。」


詳細はMFCメーカーのカタログや取扱説明書に詳細な図解を交えて説明されていますので、そちらをご覧いただくとして、こちらでは概念的な物をおわかりいただければと思います。

簡単な例えでお話しするとこうです。

例えば2台の電気ストーブを置き、その2台を結ぶ線の中心点で直角に交わる線上に自分が座って、暖まっている・・・と考えてみて下さい。2台のストーブから等しい熱量が放射されているとすると、あなたの座っている2台から等距離な真ん中の位置が、双方の熱量を受け、一番温度が上がる場所になりますね。

この時、横合いから扇風機で風を送ると、扇風機に近い方のストーブからの発した熱は、遠い方のストーブの方向へ運ばれていき、あなたの座っているところは少し涼しくなります。

扇風機を強くすればするほど、涼しくなるはずですね。

これと同じ事が熱式センサーの二対の熱電線ヒーターの間で起きている訳でして、扇風機の強さ=風量=気体流量になります。ここで流量を検知したければ逆に考えて、「ガスが流れている際に2つのヒーターの間で移動した熱量を測定すればいい。」という事が言えるのです。

この原理こそがMFCの流量測定の重要な考え方なのですが、なんだか簡単に表現しすぎたでしょうか?熱線式流量計のしくみのお話は次回に続きます。


【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

真・MFC千夜一夜物語 第8夜 体積流量計と質量流量計って、どこがどう違うの?

最近ではiPhoneに代表されるスマートフォン、地デジ大画面液晶テレビ、ブルーレイHDDレコーダー等、いわゆるデジタル家電の普及が進んでいると思います。

ご存じですか?デジタル家電に搭載されているICやハードディスクなどの電子部品を製造する上でMFC(マスフローコントローラ)は欠かせないアイテムになっていることを?

実はMFCの8割がこういった電子部品製造に関連したガス流量制御に使用されているのです。それもMFC特有の「ある能力」を高く評価されているからなのです。

MFCの「ある能力」に関わる部分をお話をする前に、前回ご説明した「体積流量計」と「質量流量計」の違いを簡単な例を挙げてお話します。

既に体積流量と質量流量のお話をさせていただいていますので、もうおわかりかもしれませんが、今回は実際に各流量計の使い勝手で、その特性の一部をご紹介しましょう。


「体積流量計」は、①その構造の一部(主に流量計の二次側)を大気開放するような状態、すなわち流量計内部に圧力がかからない状態、②流量計二次側にある一定の背圧がかかる条件=二次圧が固定されている状態、このどちらかで用います。

これらの固定した圧力条件で製造された体積流量計を異なる条件で使用すると正しい流量を表示しなくなってしまいます。なぜなら流体に対する圧力変動による膨張・収縮があるからです。特に気体では体積に対して影響が大きいため、注意しなくてはいけません。

その為、そういった場合は適切な圧力条件の流量計を使用するか、もしくはその流量計の読み値に対する補正計算をする必要が生じます。一部には背圧がかかると大きく流量に影響してしまう流量計(石鹸膜流量計など)は、原則大気開放でのみ使用します。


これは温度に関しても同様です。
温度変化による体積の膨張・収縮が発生しますので、圧力と同様に製造された温度条件で使用するか、温度補正計算が必要になります。

つまり「体積流量計」は圧力が大きく変動したり、ガス温度が変わったりして、ガス密度が変化すると、正確な流量を指示できなくなる特性がある為、圧力、温度条件をあらかじめ固定条件にする必要があり、もしそれができない場合は、流量計の読み値に圧力・温度の補正計算を行う必要があるのです。



それに対して「質量流量計」は文字の示す通り、質量流量で検知しますので、流体が圧縮されたりして密度が変わった状態でも、不変と定義する事ができます。その為、ガスを質量流量で測定できる流量計を使う場合、「体積流量計」で必要だった圧力・温度の条件制約や、各々の補正計算を行う必要が無いので、ある程度の自由に設置し、使用することが可能になります。これは運用上、とても楽ですね。


この区分からすると質量流量計は体積流量計に遙かに優る流量計と言えます。確かに理論的に言えば「理想的な質量流量計」は優れた存在と言えますが、この「理想的な質量流量計」というのが「理想の結婚相手」と同じで、なかなか難しいものでして・・・(つづく)



【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その3

一過性脳虚血症(以下TIAとします)という病気を調べてみたのですが、脳梗塞のように漠然とでも知っている病名ではないこともあり、最初はそう深く考えていなかったのが正直なところです。
ところが色んなHPを見ていくうちに、今回は危険な状況だったんだ・・・と、後から怖くなってきました。

全国健康保険協会のHPより
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/7,649,20,93.html

NHK健康ホームページ きょうの健康HPより
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2011/12/1205.html

TIAは脳梗塞の前触れであり、ある意味脳梗塞と変わらない病気だったのです。

血液の塊=血栓が脳の血管に詰まることで脳梗塞やTIAは起こります。
血栓が短時間で無くなって、血液が再度流れてくれたらTIA、流れずに脳細胞が死んでしまうと脳梗塞なのですが、TIAを起こした患者の15~20%が、3か月以内に再度脳梗塞を発症するとのこと・・・
しかも、多くは48時間以内という短期間で発生するらしいですね。

あの時、具合が悪いのに無理して仕事に行ってたら・・・
現実にTIAで病院にいっても、症状は治まってしまっている事が多いため、疲れかな?くらいで、翌日からまた仕事に行ってしまい、脳梗塞を起こして亡くなってしまう・・・そんな症例もあるそうです。

Decoの場合、左手足の不調、左手は物をつかめず、左足は前に出ない、という限定的な麻痺の後遺症が残ってしまった事が、逆にその後の処置をちゃんとできたと言うことでは、幸いしたのかもしれません。
発病時の言語不自由や、顔のひきつりは病院へ行った頃には無くなっていましたし、 これで足も引きずりながらでも自力で歩けたら、1日休んで次の日からハードな仕事に戻っていたと思います。

実は会社ではコンプライアンス上で非常にまずい問題が生じており、そのヘルプに行かなくてはいけない状況でした。前日も夕食も休憩もとらず夜中の1:30まで会社で仕事していたのもこの為だったのです。

もし仕事に行って、出先で脳梗塞を起こして倒れたら、もしそれが車の運転中だったら・・・
後者なら、他の人間を巻き込む大惨事を起こしていたかもしれません。

そう思うと家内と二人で心底ゾッとすると共に、「手足が動かず、脳梗塞のリスクがある状態でも、早期に発見できて良かったな・・・」と語り合ったものでした。

でも、そう言いながらも心中には「この手足はまた動くようになるのだろうか?」そんな漠然とした不安が押し寄せてきていました。

真・MFC千夜一夜物語 第7夜 流量計には色んな種類があるのです

MFC(マスフローコントローラー)出生の疑惑。
果たしてMFCはその名前に違い「質量流量計」ではないのか?というお話に入ります。

今回は「流量計」とは何?どういうものがあるの?というところを、簡単にお話しておきましょう。

そもそも流量を測定する機器・装置を「流量計」と呼びます。

大きく分類すると以下の種類になります。


容積式流量計
=管路の歯車の回転数で流量を測定する


フロート型流量計
=テーパー管に浮子(フロート)をいれて、その断面から見た浮子とテーパー管のすきまに生じる圧力差と浮子の重さが釣り合う位置で流量を測定する


差圧式流量計
=配管の途中にオリフィス(中央に穴の開いた板)やしぼり(ベンチュリー)、層流管を設けて、その前後の圧力差を利用して流量を測定する


カルマン渦流量計
=流路にある障害物の後方に生じるカルマン渦の発生周期が、流量により変わることを利用して流量を測定する


タービン流量計
=流れによって回転するタービン(翼車)を利用して流量を測定する


超音波流量計
=超音波の伝播時間やドップラー効果を利用して、管路外から非接触で流量を測定する


電磁流量計
=電磁誘導を利用するため電気を伝導する液体に限定して、管路外から非接触で流量を測定する


熱線式流量計
=管路に電熱線を設置し、流体によって奪われる熱量が流量に比例することを利用して流量を測定する


コリオリ式流量計
=コリオリ力を利用して、管路のチューブを振動させた際に発生する捻れを利用して流量を測定する

ふう・・・色々ありますね・・・
まだまだ、ここに記載しきれていない方式もあると思いますが、一般的な流量計と呼ばれるものはこういった種類のものがありまして、用途に応じて使用されています。


これらの中で「質量流量計」に分類されるのは、熱線式とコリオリ式です。それ以外は「体積流量計」です。
そして、MFCの搭載する流量センサーは熱線式に当たります。

では、この2つはどう異なるのでしょうか?

「体積流量」を測定するものが「体積流量計」。「質量流量」が「質量流量計」と言ってしまえば簡単ですが、次回はこの両者の差をもう少し具体的にお話しします。

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

真・MFC千夜一夜物語 第5夜 MFCを巡る質量と体積の三角関係 Part3

今回は「質量流量」のお話です。

「質量流量」は、「質量という物質の不変的性質で表した流量」なのですから、体積流量のような基準、標準状態で括る必要が無く常に一定です。流量単位としてはkg/sを用い、g/min等も用いられます。

・・・用いられます・・・って、実はDeco自身は使ったことが無いのですよ・・・


「でも、Mass Flow Controllerはその名の通り「質量流量」制御器なのだから、MFC生活25年?のDecoさんが、なぜ使ったことなの?何を使っているの?」というツッコミが当然あると思います。

では、ここでMFCを作っている各メーカーのカタログを見てみましょう。(あっ、逃げた)

ここで使用されている流量単位はSCCM、SLM・・・とあります。

「あれ?どこにもkg/sなんて書いてないですよ。そもそもSCCMっていったい何なの??」

はい、ご説明しましょう。

SCCM とは Standard cc/minの略です。同じくSLMは Standard L/min の事ですね。
このStandardというのは、標準状態という意味で使われています。

もっともMFCが使用されている半導体製造分野の場合、このSが表すスタンダードは0℃ 1013hPa状態を表します。つまり温度:0℃ 気圧:1013hPaで定義した体積流量の単位ということになります。

ただ、このSCCM、SLMという単位は、なんらかの公的な単位体系にあるものではありません。よってSI表示単位という観点から見ると、この表記は使用できない事になります。SI単位で表現する場合はPa・m3/sec などで表する必要があります。


「Standard cc/min? Pa・m3/sec? あれ?これって体積流量の単位だよね・・・しかも・・・良く読むとスタンダード:0℃って、スタンダードは20℃だってDecoさんは前回説明しているじゃないか!」という再度のツッコミが来そうですね。

そうなのです。

「Mass Flow Controllerと名乗っているのに、使っている流量単位は、Mass=質量ではなく体積流量!
しかも体積流量にとって肝心な温度定義がスタンダードと異なるの?
どうなっているの!あなたがつき合っているのは「質量」なの?「体積」なの?「0℃」なの?「20℃」なの?」

連載5回目で、MFC君、いきなりの修羅場ですね。

怖いですねぇ。恐ろしいですねぇ。 続きは次回です。それではさよなら、さよなら、さよなら・・・

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

真・MFC千夜一夜物語 第4夜 MFCを巡る質量と体積の三角関係 Part2

Decoはいわゆる「昭和歌謡」で子供の頃を過ごした世代です。

そのため“~ Part2”というと「バカにしないでよ~」の山口百恵“プレイバックPart2”が頭に浮かんできちゃいますね。すいません。古くて・・・

今回は「流量」 それも「体積流量」のお話しです。

流量とは、単位時間当たりに流体(気体、液体)が移動する量を表します。

この表し方には2種類ありまして、1つが「体積流量」。

一般に「流量」と表現する場合は実は、この体積流量の事を指す場合が多いです。

この体積流量という単位で少し厄介なのは、気体に用いる場合温度、圧力により体積が変化する圧縮性があることです。液体は圧縮性がないわけではないが、非常に小さいので無視してもかまわないと思います。一例を挙げるなら、空気で膨らませた風船を小さくすることはできても、水で膨らませた風船はなかなか小さくできないでしょ?

その為、体積流量では 温度、圧力の状態を考慮して表す必要があります。この考慮するときに有名な「ボイル・シャルルの法則」=「ある質量の気体の体積[V]は、絶対圧力[P]に反比例し、絶対温度[T]に比例する」が登場しますが、詳細は割愛しておきます。「気体の質量は常に1つであるのに対して、体積は温度、圧力のマトリクス上で無数に存在する。」とだけ理解下さい。



体積流量の単位は、国際単位系(SI単位)では立方メートル毎秒(m3/s)を用いるとされており、他には立方メートルをリットルに、秒を分に置き換えたL/minといった単位もあります。

ただ、先ほどの温度・圧力という強面の方々の影響がありますので、「気体の場合は、温度、圧力のマトリクスで「ある温度」と「ある圧力」時の体積を基準にして表しましょう。」という約束事を決めています。


一般的な基準・標準状態として以下の2つが挙げられます。

0℃(273K)、1気圧(101.3hPa)=基準状態:Normal(ノルマル)

20℃(293K)、1気圧(1013hPa)=標準状態:Standard(スタンダード)

単位としてはNL/minとかSL/minが用いられていますが、本来計量法ではSI単位のN(ニュートン)との混同を避けるため、L/min[stp] 、L/min [ntp]等と表しているそうです。


では、次回は「質量流量」です。これはどうやら「不変」がキーワードになりそうですが、

ここで「バカにしないでよ~」的な怪しい三角関係がもつれて、爆発しそうな予感が・・・・

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その2

あれは2012年9月26日の早朝でした。

深夜2時頃に帰宅し、食事を済まして就寝したのですが、朝方5時頃に目が覚めた際に左手足が動かないことに気がつきました。家内を呼ぼうとしたのですが、声がモグモグ・・・っという感じで水の中でしゃべってるような不明瞭なものになってしまい、なかなか呼べません。

「これは、まずい!」と意識の中で思い、動く右手で家内を揺すっていたと思いますが、そのまま意識をまた無くしてしまいました。次に6時頃目が覚めたとき、左手足にやはりしびれがあり、左ホホが引きつった感じになっていました。言葉はなんとかしゃべれるのですが、ろれつが回らない感じは残っていました。

当初はメニエール病の再発かと思い、会社の社長に電話で連絡をしたことだけは覚えています。
ただ、それにしては血圧が異常に高く(上:収縮期血圧160mmHg 下:拡張期血圧130mmHg)病院へ行くことにしました。

***************************************************
この時点で脳梗塞が起きかけていたのですね。
血栓で血の流れが止まり、その状態が1時間以上続くと本格的な脳梗塞となっていたようですが、
幸いにも早期に血栓が流れさってくれて脳梗塞の手前の一過性脳虚血症(TIA)を起こしていたようです。

後から考えると大変危機的な状況であったと言えます。
***************************************************

この時点で、左手足の感覚が麻痺していて、コップをつかむこともできませんし、歩くにも左足は全く前へ出せません。

その後、病院でまずMRIで脳の血管を検査していただきました。結果は血管に異常は残っていないとのこと。

次に手足のしびれが神経から来るものではないか?との事で、首から腰までレントゲンでチェックしてもらいました。結果、頸椎&腰椎にも異常がなく、むしろ椎間板ヘルニアで悩む患者さん達からしたら、うらやましがられるくらいに良好だとまでお墨付きを頂きました。

脳に異常は残らなかったこと、神経に異常は無いこと、でも左手足の動きがままならない、この状況から脳梗塞になる手前の一過性脳虚血症ではなかったのか?という暫定的な診断が下されました。

一過性脳虚血が再発すると、脳梗塞に至るかもしれない危険な状態とのことです。
翌日からも血圧が上は160over/下は120over状態が続いていたので、降圧剤を服用しながら、まず安静にするよう医師から言われました。

ほんと取り返しの付かない事態に陥る前に、気がついて良かったのかもしれません。
一過性脳虚血という聞き慣れない病名に対する不安もあり、色々とインターネット等で調べてみたところ、これが非常に怖い兆候なのだなぁ・・・と思い知ることになりました。

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その1

最近、毎朝近くの公園でリハビリのウォーキングをしてます。

三橋総合公園

コースがありまして、1周約1.3km 東に流れる鴨川を経由すると1.6kmくらいのロングコースがとれます。

公園と川の間は「鴨川第一調整池ウエットランド」となっており、川辺の生態系を保存する試みが行われています。

鴨川第一調整池ウエットランド

1月下旬からの埼玉では珍しい寒波の影響か?池の水面は凍ったままですが、夏になれば小魚がウットデッキから見ることができるかもしれませんね。

ここでまだ3km弱 30分歩くだけなのですが、1ヶ月前はたった500m歩くのにも、左足を引きずって15分ほどかけて、おじいちゃんお婆ちゃんに余裕でオーバーテイクされるようなペースで歩いていたのが嘘のように、2本の足でしっかりと歩けるようになりました。

ウォーキングは、基本的に毎朝天気が良ければやるようにしているのですが、基本的に三日坊主な性格なので、スマホのアプリで毎回管理して、Facebookに自動投稿させることで、サボらないようにする工夫をしてます。

正直、一過性脳虚血で倒れた昨年9月末から10月初旬、そしてリハビリをしてもなかなか左足が前に出なかった11月の時点では、ここまで回復できるとは思っていませんでした。
家族や応援頂いた方々のおかげだと思っています。

この日記では、倒れた時点から今までの闘病、リハビリ生活を綴っていきたいと思います。

真・MFC千夜一夜物語 第3夜 MFCを巡る質量と体積の三角関係 Part1

「Mass Flowなんて名称自体が誤解を招く・・・」

・・・などという意味深な引きで終わった前回ですが、今回はそのお話・・・ではありません。
伏線として引っ張ります。でも、千夜までは引っ張った末に未回収とかしませんから、ご容赦を。

今回は質量流量のお話しです。


まず、質問です。

「質量」と「重量」は同じ意味である。はい、○でしょうか?×でしょうか?

・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・

答えは×です。

例えば地球上で質量1kgは、ほぼ重量1kgになります。ところが無重力の宇宙空間では質量1kgの物質は・・・重量は0kgになってしまいます。え、なんで?(^^?)

1kgが0kgになった原因は、物質に働く重力に関係があります。
そういえば子供の頃、宇宙は「無重力地帯」とよく聞いたなぁ・・・

この例ほど極端でなくても、地球上で海抜0m地点と、エベレストの頂きでは、厳密に言うと重力の差分重量は変化してしまいます。

つまり質量というのが「物質の持つ不変の性質(の1つ)」であるのに対して、重量はあくまで「物質に作用する力により変化する性質」という事なのです。

この2つの言葉を英訳してみると「質量=mass」ですが、「重量=weight」となりますね。

MFC=Mass Flow Controllerの素性を表す単語の1つ目のmass=質量は不変の性質を表すということをここでは押さえて頂ければと思います。

ということは、質量流量とは・・・

「質量という物質の不変的性質で表した流量」

ということになりますね。

これってすごいのか?当たり前なのか?どういうものなのか?

あまりなじみがない言葉だけに、戸惑われると思います。

次回は引き続き流量の種類に関してお話ししましょう。

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

真・MFC千夜一夜物語 第2夜 MFCって何ですか?

マスフローコントローラーの事は「MFC」と略記することが多いです。

カタカナだと文字数が多いですからね・・・
では「MFC」って何ですか? 早速ネットで検索してみると・・・

・Microsoft Foundation Class マイクロソフトの開発ツール

・麻雀格闘倶楽部       マージャンファイティングクラブ?

・カネボウコスミリオンとファミリーマートのオリジナルコスメブランド

・ブラザーのインクジェットプリンターシリーズの型式 (我が家でもFAX複合型で重宝してます・・・)

ほう・・・っと思うものはありますが、肝心のMass Flow Controllerの略称という説明は出てきません!
MFC販売生活25年!(いや、そこまで年月たってないか・・・)なんか悲しいことですよ。
マスフローコントローラと、MFCという略語はマイナーなものなのでした。

実はこのブログを連載する動機となったのが、この知名度の低さからなんですよ。
だって親子、兄弟、友人に「何の仕事しているの?」って聞かれて「MFC売っているの」と答えたら???ですよ。(ちなみにこの質問に対する答えは「ガス関係の仕事しているの・・・」「半導体関係の仕事しているの・・・」 最後にはやけくそで「夢と愛を売っているの・・・」です。)

っていうことで、MFCとは何でしょう?から始めましょう。
MFCはMass Flow Controllerの略語です。このまま英和辞書サイトで訳すと「質量流量制御器」だそうです。

「なるほど質量流量を制御するのだな!」
・・・なんだそりゃ??

「だいたい質量流量ってなに?」ですよね?これは次回のお話です。
今日わかったのは「MFC=質量流量を制御する機械」だということだけですね。

でも、敢えて言うならMass Flowなんて名称自体が全ての誤解の始まりなんですけどね・・・

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

真・MFC千夜一夜物語 第1夜 宇宙時代の申し子

マスフローコントローラ(MFCと略)を発明したのは誰ですか?

という質問に対しての回答は、ネットを検索してもなかなか答が書いてありませが、業界ではNASAのアポロ計画ではないか?という説が業界ではまことしやかに語られています。

でも、これって・・・実は都市伝説なのかも・・・と思うこともあり、はっきりしたことはわからないと言うのが、Decoの見解です。

NASAの公開特許に、熱線式流量計があり、アポロ宇宙船の姿勢制御バーニアの噴射燃料制御に使われていたという説や、いやいや宇宙船内部の酸素使用量を計っていたという説がありますが・・・

それはおそらく今のMFCという形ではなく基本原理である熱線式流量センサー部分だけで、MFCそのものがアポロ宇宙船に乗ってたとは思えないですね

ただ、MFCとしての基本フォーマット(流量測定するセンサと、流量制御するコントロールバルブを一体化して、外部からの流量設定信号で制御する・・・)を最初に作ったのはおそらく当時のTylan社かBrooks社だと思います。

これって各社のMFC技術の推移を見ていと、なんとなく見えて来ます。(異論あったら教えてくださいね。)どちらも「我こそがMFC産みの親」と名乗っていましたが・・・

でも、アポロ計画の一端で誕生したというスト-リーは大好きで、よくお客様との雑談でネタにしています。だって、夢があっていいじゃないですか?「宇宙」「21世紀」夢を持って語られていた時代の産物ですから。それこそ鉄腕アトムみたいに、科学技術の結晶って感じですね。

そんな夢のある時代に、その出自を持っているMFCに関する四方山話を書いていこうと思います。「MFCってなんだ?」という方、「MFCを使ってるのだけど・・・」という方、「何を言うか、MFCに関しては私に聞きなさい。」という方、軽い雑談として読んでみてください。

【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

ブログ再開~EZ-Japan再起動に向けて

Decoです。

このブログを再開するに当たって、ご挨拶と今後の方向性のお話をさせて頂きますね。

この数年、二度の病(メニエール病、一過性脳虚血とその後遺症)に見舞われ、まずはそれを治すことを最優先にしてきました。今までがむしゃらに仕事に取り組んできたツケでしょうか?

現在もまだ一過性脳虚血後遺症のリハビリ中なのですが、1月のある朝、今まで前に踏み出せなかった左足が急に動かせるようになってから加速をつけて身体機能を取り戻しつつあります。既に毎朝30分以上ウォーキングできるようになりました。

昨秋に発病後、何カ所か病院で相談・検査を受けても、なかなか快方に向かわず、会社も年末で退職させられ、このまま足が治らないまま生きていくしかないのか・・・と暗然と思い悩んだ日々が嘘のようです。

一過性脳虚血から脳梗塞を起こして、命を失ったり、半身不随で苦しんでいた可能性を思えば、なんて幸運なんでしょうね。

EZ-Japan


こうやって拾えた命ですし、このブログを活用して、EZ-Japanを再起動準備しながら、2つのことをやっていきたいと思います。

①MFC千夜一夜物語の再掲載
ここ数年、某社の商用ブログに連載してきた「MFC千夜一夜物語シリーズ」という、マスフローコントローラー(Mass Flow Controller 略してMFC)という産業用流体制御機器に関する解説、ノウハウを綴った拙文があります。この機器の営業・マーケッティッグ・商品開発に20年近く携わってきた経験、先人達の知見を形にして残していきたく思い始めたのですが、135話を記録する長編となっています。

本日の時点でこの物語は休載中で、なおかつ掲載場所がありません。(いわば連載雑誌を失ったような感じでしょうか?)
そこでこのブログに引越をさせるつもりでいます。
ただそのまま引っ越すのでは芸がありません。色々と商用ブログ向けの記事もあったり、アップデートしないといけない情報もありますので、「真・MFC千夜一夜物語」として、いわば過去の物語のリマスター版としての連載を始めたいと思います。

②Decoの闘病日記~病は気だけじゃ治らない~
病院を回ってみたり、闘病生活中に所属していた組織での対応を評価してみると、自分が患ったメニエール病や一過性脳虚血とその後遺症に関して、よく知られていない事に気がつきました。幸い近所のクリニックの先生が、患者の話を一生懸命聞いてくださる方だったので、大いに助けられたのですが、そうでなかったら医療機関に不信感を持ってしまうような事も他の医院ではありました。

暗然とした気持ちでリハビリに向かっておられる方、よく知られてないことでの「無理解からくる不当なハラスメント」に苦しんでおられる方へ情報提供できればと思っています。

こんな構成でブログをボチボチ更新していきますので、宜しくお願いします。

テーマ : ものづくり
ジャンル : ビジネス

tag : EZ-Japan マスフローコントローラー MFC 一過性脳虚血 メニエール病

プロフィール

EZ-Japan(イージージャパン)代表 黒田 誠

Author:EZ-Japan(イージージャパン)代表 黒田 誠
MFC千夜一夜物語のDeco こと 黒田 誠 です。
2014年6月より流体制御機器マスフローコントローラーを中心に”流体制御関連の万(よろず)屋”EZ-Japan(イージージャパン)として開業いたしました。

流体の流量・圧力・温度に関わる計測・制御技術の伝承と、新技術のご紹介を行うエバンジェリスト(伝道師)の仕事を生業といたしております。

日本工業出版さんの「計測技術」誌で”マスフロー千夜一夜物語”の連載を続けさせて頂いています。

最新記事
リンク
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ